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4月5日 セミファイナル第3戦目(パナソニックトライアンズ戦) |
2010/4/5掲載 |
19点差からの逆転劇で、ファイナルの切符を手に入れた。
1勝1敗で迎えた第3戦。
今日勝ったチームが、ファイナルへの切符を手に入れることになる。
試合開始直後、初得点は田臥選手からのパスをメリット選手が決める。
第1Q開始4分ぐらいまでは8対8と互角に戦いをしていたが、パナソニックの好守にターンオーバーが続くほか、永山選手の3Pなどで点差を離されてしまい14対27で第1Qが終了。
第2Q開始に永山選手、カスタス選手に連続3Pを決められてしまい、この日最大の19点差に離されてしまいタイムアウトを取る。
タイムアウト明けに田臥選手の連続ゴールなどで徐々に点差を詰めていくが、36対47の11点差で第2Qが終了。
第3Qは、永山選手の3Pが止められず苦しむが、ファールから得たフリースローを川村選手、アボヤ選手、田臥選手が2本とも沈めるなど、点差を広げさせない。
また、6分を過ぎたところで木下選手がファール4つ目となり交代し、田臥選手のスティールから田中選手が決め57対59の2点差まで詰め寄るが、木下選手から変わった阿部選手がフリースロー、3Pを決め60対67とパナソニックが再び点差を広げる。
第4Q開始5分過ぎまで68対77とパナソニックリードで点差は硬直状態だったが、BREXがゾーンディフェンスからマンツーマンディフェンスに変えたところ、田臥選手、川村選手のスティールから得点を重ね74対79としたところで、パナソニックがタイムアウトを取る。
タイムアウト明けもアボヤ選手のスティールから田臥選手が連続となる3Pを決め、さらに木下選手から田臥選手がスティールを奪うと、アボヤ選手がダンクシュートを決め残り1分で79対79の同点とする。
残り45秒のところで、ハニーカット選手にフリースローを決められ79対80となったところで、BREXはタイムアウトを取る。
タイムアウト明けに川村選手がジャンプショットを決め逆転に成功。
パナソニックもタイムアウトを取り、最後の望みをハニーカット選手の1対1に賭けたが、シュートが決まらずBREXがファイナルの切符を手に入れた。
ウィスマンHCは、「自分たちが今日どのように勝ったか分からない。チームの心が試された試合だったと思う。」とコメントし、ゲーム中はセールスマンのような感覚で「自分たちが絶対に勝つ。」と言い続けたという。
また、「自分たちが今、歴史を作っている。勝利というものが良いストーリーの一つだと思っている。ここで終わるのではなく、より先に行けるようにしていきたい。」とファイナルへの意欲も見せた。
田臥選手は、「とにかく勝てば良いと考えていた。中々流れが掴めない中、諦めなかった結果、勝利を掴めて良かった。」とコメント。
川村選手は、「本当に嬉しい。まだ余韻に浸かっていたいのですが、ここが最終目的ではない。」とコメントした。
逆転シュートとなった川村選手のプレーは、アイシンに逆転勝利した時と同じフォーメーションだったが、田臥選手と川村選手の位置が違った。
田臥選手は、「さすがに勝負強い。」と称え、川村選手は、「フォーメーションを作ってくれたみんなのおかげで、シュートを決めてこそ自分が求めている仕事が出来たと思っている。」とコメントした。
■ 取材写真
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| 2009-2010シーズン |
特集・取材レポート
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